不動産×行政書書士Blog

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住宅用地を購入する時の注意点③

おはようございます☀😃

不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けている仕事人間の近藤です!

本日も引き続き、宅地建物取引士として、これから初めて住宅用地を購入しようと考えている方が、最終の決断をする前に知っておいた方が良いポイントを簡単に書いて行こうと思います。

本日は不動産のライフラインの中でも新築後の使用料金などのコストが気になる方が多い、ガスについて書いて参ります。

 

◯ガスに関する注意点

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↑↑↑の写真は、敷地内に都市ガスの引き込みがある場合にガス管の位置を示すものです。

 

【ガスには大きく分けると2種類あります】

一般家庭で利用されるガスは、プロパンガス(LPガス)と都市ガスの2つの種類に分けることができます。

この2つには明確な違いがあり、原料や供給方法はもちろん、毎月のガス料金も大きく異なります。(この料金の差が住み続ける限り大きく影響すると思います。)

もちろん、プロパンガスにもメリットはあります。それは、プロパンガスはガスボンベと、ガス管・ガスメーターなどの簡単な設備があればすぐに使うことができます。ガスボンベを届けることができる場所であれば、どのエリアのお家でも使用が可能です。(都市ガスは、供給に必要なガス導管を設置するにあたって莫大な初期投資が必要です。都市ガス会社も初期投資を早く回収する為に、ある程度人口が多いエリア、つまり都市部にしかガス導管を設置することができないのです。)

また、プロパンガスは、地震などの災害が起こった時、都市ガスと比べると、迅速な復旧が可能となります。これは、都市ガスと違い、調査・点検を一戸の家単位で行なうことができるからです。

そういった、プロパンガスのメリットを考慮しても、毎月のガス料金という点で都市ガスが使用出来るエリア内では、都市ガスを選ぶ方が多い様に感じます。

新たな住まいでガスを使う場合は、都市ガスの引き込みが出来るエリアで有るかどうか?また、都市ガスが使えないエリアであれば、複数あるプロパンガス会社の中で、どこの会社が料金やサービスの評判が良いかなど、事前に確認・検討しておいた方がいいですね。

 

また、最近は、オール電化住宅にされる方も非常に多いです。

私の自宅もオール電化住宅で、屋根には太陽光発電パネルが搭載されていて、毎月の光熱費は凄く安い様に感じます。

ただし、オール電化住宅の場合、ガス設備と比べると、初期の設備費用が概ね高額になる事が多いです。その初期設備費用の差を埋める為には、約10年ほども掛かるといわれています。

そして、最近のオール電化住宅の給湯器であるエコキュートの寿命は10~15年といわれています。毎日使うものですから、長年使用していると何かと不具合も出てきます。エコキュートは、リース会社へ毎月のリース代を支払って設置し、故障対応の費用をリース会社に負担して貰う事も出来ますが、初期設備として購入した場合は、通常のメーカー保証は2年~3年なので、保証期間終了後には修理費用も発生してくることを考えておかなければいけませんね。

その他、調理器具も火力のあるガスコンロを好む方もいらっしゃいますし、一概にガスか電気か、どちらが良いという事は出来ません。

いずれにしましても、ガスに関する注意点として、毎月の使用料金だけで考えるのではなく、初期費用や安全性など、自分の考えにあった設備を選ばれる様、よくご検討いただく事をお勧めいたします。

それでは、本日はこれくらいで。

次回もまた宜しくお願いします🥺