行政書書士の空き家対策Blog

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お家の診断について

おはようございます☀😃

不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けている仕事人間の近藤です!

本日は、中古住宅を売買する際にお家の状態を点検する『ホームインスペクション』について書いて行きたいと思います。
ホームインスペクション(住宅診断)は、ホームインスペクターと呼ばれる住宅診断士が中古住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前に行なう点検、診断のことで、建物の現状を把握出来る事によって、安心して取引を行うことができるというメリットがあります。
(現在は、宅建業者が、不動産売買の当事者(売主・買主)に診断事業者の斡旋についての説明をすることや、診断結果についての説明をする事が義務化されておりますが、ホームインスペクションの実施自体は義務にはなっておりません。)
診断の方法は、屋根や外壁また室内、天井裏や床下などの劣化状態を目視確認で診断する事が基本です。点検箇所によっては、専用の機材を使用する事もあります。
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↑↑↑の写真は、とある住宅の屋根瓦の現状です。

例えば、お家の外壁や屋根や基礎に不具合は見られないか、室内の天井や壁に雨漏りの跡はないかなどを点検項目と基準に沿って目視で確認し、建物の現状を依頼者に報告書などで説明してくれます。ホームインスペクター(住宅診断士)になるには、民間指定機関の資格試験に合格し、登録される事が必要です。
中古住宅の売買に際しては、本来は点検、診断を行った物件の方が絶対に安心感はあると思うのですが、現在の不動産売買においては、診断自体が任意になっている為、十分に浸透しているとは言えません。
また、ホームインスペクションについて、不動産業界関係者でも十分な情報や知識が不足しているというのが、現状だと思います。
例えば、中古住宅ではなく、中古車の場合であれば、有資格者が車検や定期点検を行い、その点検記録がきちんと残っているので、購入する側も安心して購入を決断出来ますが、中古住宅の場合、建築した工務店などの定期点検の記録が十分に残っていない場合が多々ありますので、ホームインスペクションを行う事は、購入の決断をする際の参考として有益です。また、売主側の立場でも、物件の引渡し後に発生するトラブル回避の為にも、大変有益な点検であると思います。
ホームインスペクションの実施自体が増加して行く事が、中古住宅購入の安心にもつながり、中古住宅の流通量を増やす事にもつながると思いますので、個人的には、この点検自体が、義務化になれば良いと思っています。
いずれに致しましても、安心・安全な中古住宅の流通に努めたいものです。

さて、それでは、本日はこれくらいにさせていただきます。

次回もまた宜しくお願いします🤲

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