不動産×行政書書士Blog

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『脱はんこ』について思うこと

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、菅新政権になって盛り上がっている『脱はんこ』について、書いてみたいと思います。

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全省庁の行政手続きを対象に、押印廃止や書面・対面主義の見直しという内容のニュースを見ました。

士業としては、かっこ悪いかも知れませんが、正直な感想として、『はんこ』を押す手間が無くなれば、かなり嬉しいです。
(僕が士業に抱くイメージは、契約書などの書類にビシッと綺麗に捺印出来る人です。)

と、言いますのも、僕自身、『はんこ』を押すのが下手というか、上下反対に押してしまったり、かすれたり、にじんだり、欠けたり、特に他人が見ている前で捺印する場合は、変に力が入ってしまって、失敗してしまい、隣に押し直しという事が度々あるので、捺印が嫌いなのです。

また、これまで疑問に感じていたのは、『認印』です。
『認印』を捺印する目的は、確認、承認や了承など『意思表示』の意味がある様ですが、例えば『実印』や『銀行登録印』の様に登録されている印鑑なら、当事者本人が捺印したという証拠にもなると思うのですが、『認印』では、悪く考えれば、本人でなくても押印出来てしまう為、自署のサインの方が、よほど有効な手段だとずっと感じていました。
『認印』に関しては、僕が簡単に調べた限りでも、法的効力は、ほぼない様ですが、昔からのルールに従って、会社や役所で利用され続けている方法だから、そう簡単に『認印』のルールを変えられないという感じの様です。

日本には古くから印鑑の文化が根付いています。
ビシッと丁寧に捺印された契約書などは、年数が経っても美しいものです。
僕としては、印鑑の文化の全てを否定する訳ではありません。役所や会社などで、便宜上、確認の意味で書類に捺印する様な習慣が無くなれば良いと思うのです。

具体的に行政の『脱はんこ』に取り組んでおられるのは、河野太郎行政改革大臣の様ですが、日本古来の文化は大事にしつつも、仕事の効率化を図る為にも『脱はんこ』を進めて頂き、行政から民間にも良い習慣を広めて頂きたいと思います。

実印、銀行印、認印、三文判、シャチハタなど、各家庭に様々な印鑑があると思いますが、多ければ多くなるほど、いざ、その印鑑が必要な時に、どこに仕舞っていたか忘れて困った経験をお持ちの方もいらっしゃる事と思います。
探し回る手間を無くす為にもシンプルに各家庭、もしくは、各人一つの印鑑があれば十分ではないでしょうか。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲