不動産×行政書書士Blog

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〝新築か中古か〟

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、新居購入を検討されている方々の、永遠のテーマだと思います、〝新築か中古か〟について、書かせて頂こうと思います。

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最近、新居探しのお客様で、土地から購入して、新築住宅を一から建てるか、中古物件を購入して、内装や設備を自分好みにリフォームするか、迷ってご相談に来られる方が、増えた様に思います。

迷っているとは言え、よくよくお話しを聞いて行くと、予算面などで、ほぼ中古住宅に、心は傾いているものの、建物の耐震性やリフォーム費用にご心配を抱かれて、ご相談に来られている方が多い様に思います。

そこで、そもそも中古住宅を買ってリフォームをするメリットやデメリットとは、どのようなことがあるのでしょうか?
一番大きなものは、以下の様な感じではないでしょうか?

●メリット
【購入費用が安い】

中古住宅の一番のメリットは、同じような条件の新築物件より安く購入することができる点です。希望のエリアで、土地から購入して、新築住宅を一から建てる際には、予算をオーバーしてしまう様な場合でも、既存の中古住宅なら、物件の築年数などによって、予算内での選択肢も広がります。


●デメリット
【劣化に対する不安】

中古住宅を購入する際に、やはり気になるのが、建物の『劣化』だと思います。
たとえリフォームを行ったとしても、そもそも、新耐震基準で建てられていない様な建物で、耐震構造等の不安があるような物件や、目視で、建物の基礎などに大きなひび割れが、沢山あったり、建物の中に入った際に、明らかに傾きを感じるなど、経年劣化が激しい様であれば、今後、長く住み続ける事は、難しいかも分かりません。
戸建てであれば、後々、費用さえあれば、建て替えを行うこともできますが、分譲マンションでは、一個人だけの意見だけでは難しいこともあります。
そう言った事もあり、購入検討に踏み切れないといった方も多いです。

その様なメリット・デメリットを踏まえた上で、完全に私見となりますが、僕が考える〝新築か中古か〟に対する、意見を書かせて頂きます。
(今回は、戸建て住宅に絞って書かせて頂きます。)

まず、一番気になる点として、耐震性だと思います。
昭和56年6月から施行された、新耐震基準は、『震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強から7に達する程度の大規模地震でも倒壊は免れる』という、現在でも基準とされているものです。
耐震性を重視される場合は、昭和57年以降、もっと言えば、基準が変わったギリギリの築年数の物件ではなく、平成に入ってからの建物の方が、安心感があります。

また、木造の建物でも、元の所有者様が、しっかりと定期的にメンテナンスを行っていれば、相当な築年数を経過していても、内装や設備のリフォームをすれば、長く住み続けることもできます。
反対にメンテナンスが手付かずで、放置されていたりすると、築20年くらいでも、屋根や外壁からの雨漏りがあったり、基礎や柱がシロアリにやられていたり、腐食などで大きく損傷していることもあります。

補強や簡単な修繕を行えば、安心出来るレベルになるのであれば良いのですが、大規模な工事をしなければ、安心出来ない様な場合は、費用もかさみ、結果的に新築購入や建て替えをした方が良かったという結果になることもあります。

上記を踏まえて、僕が、中古住宅購入時のアドバイスをさせて頂くとしますと、
①平成以降の築年数の建物。
②メンテナンスの記録(リフォームや予防修繕をされた際の見積書や請求書でも可)が残っている建物。

この2点は、最低限、重視したいとお伝えさせて頂きたいと思います。

その他、リフォーム費用に関しては、リフォーム業者様によって、得意、不得意の工事がある業者様も多く、リフォーム費用の総額見積をしてみると、A社さんと、B社さんで、大きく違う金額になる事もありますので、購入以前に、複数社から、同じ工事内容でのお見積もりを取る事をお勧めします。
(当然、売主様や仲介業者さんに、了承を貰ってからにはなりますが。)

僕自身は、中古住宅には、大きな魅力を感じています。日本は、人口減少により、どんどん空き家が増えていて、社会問題にもなっていますが、改修して利用を促進する事も、僕達、不動産に関わる仕事をしている者の努力義務だと考えています。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲


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