おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です！
本日は、中古住宅売却後のトラブルを防ぐ為の〝ホームインスペクション〟の必要性について書かせて頂こうと思います。
2020年4月1日に民法の大改正があり、不動産売買においては、従来売主には『瑕疵担保責任』がありましたが、この民法改正によって、『契約不適合責任』に変わりました。
これは、売主から引き渡された目的物（例えば中古住宅）が、種類・品質・数量に関して、契約の内容に適合しない場合に、売主が責任を負うというものです。
ただし、重要なのは、『契約書に記載されていたかどうか』というところです。
契約書に記載されていない欠陥があった場合は、買主から補修や減額、また損害賠償などを請求される可能性もあり、瑕疵担保責任よりも売主の責任が重くなっているという特徴があります。
※あくまでも、任意規定ですので、売主・買主双方が合意すれば、売主が『契約不適合責任』を負わないという特約を付ける事は可能です。
この『契約不適合責任』によるトラブルを出来る限り避ける方法として〝ホームインスペクション〟があります。
〝ホームインスペクション〟については、↓↓↓こちらのサイトでお調べ頂いた方が正確な知識が得られるかと思います。
https://www.jshi.org/what/
一般的には、点検費用の負担は、売主が負う事が多いです。
売主側からしますと、5万円ほどの費用を支払ってまで、これから売る家の状態を調べるのは、勿体ない気持ちになるかも分かりません。
ただ、買主側からしますと、建物の状態を把握して購入出来るという安心感があり〝ホームインスペクション〟を行った住宅の方が、断然選び易いと思います。
また、仲介会社の立場からしても、トラブル回避が出来ている物件の方が売り易いというメリットもあります。
中古住宅の流通が多い欧米では〝ホームインスペクション〟は一般的なものだと言われています。
今後は日本でも〝ホームインスペクション〟が普及し、より安心して中古住宅の売買が出来る様になれば、不動産の流通が活性化され、同時にリフォームの市場も活性化される事が期待出来ます。
折角、何かのご縁で、不動産の売買を行う、売主と買主、そして仲介会社ですので、お取引後もトラブルがない様にしたいものです。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲
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