不動産×行政書書士Blog

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要注意!〝更地渡し〟の曖昧さがトラブルに発展!

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

古い建物が建っている土地で、解体〝更地渡し〟という条件で売られている物件もありますが、本日は、その条件についての注意点を書かせて頂こうと思います。
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解体〝更地渡し〟とは、古い住宅などが建っていて、それを売主の費用負担で解体を行い、更地にして買主に引き渡すという事を条件として、売買契約を行う事です。
この条件には注意しないと行けない点があります。
一般的に〝更地渡し〟と聞くと、家などの建物を撤去するだけの様に感じますが、買主の購入目的が、そこに新築住宅を建てる場合、建築会社は、必ず『掘り起こし調査』を行ないます。
その際、以前の建物の基礎や浄化槽など『地中埋設物』が残っていれば、それを撤去処分した上で、作業を進める事が必要になります。
建っていた物が、住宅ではなく、給油所や工場などの場合、産業廃棄物などが埋設されている可能性もあります。
〝更地渡し〟には、明確な基準がなく、売主・買主・不動産会社の間でも認識に違いが出ますので、買主側としては、売買契約書に、地上に見えている部分だけではなく、『地中埋設物』の撤去処分も行う様な特約を入れて貰う事で、トラブルの回避に繋がります。
また、万が一、買主が建築する際に『地中埋設物』が出て来た時の費用負担を売主が負うという特約も必要かも知れないですね。
不動産会社は、売主と買主に、認識のずれがない様に事前の十分な説明が必要になります。
『地中埋設物』は、掘らなければ分からない事もありますが、購入してから買主に余分な費用負担が生じない様に、調査と分かる範囲での説明が必要です。

解体〝更地渡し〟条件付きは、一般的によくある取引ですが、十部に注意して、取引後のトラブルを無くす様にしたいものです。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲


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