不動産×行政書書士Blog

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所有者がいない空き家の撤去費用、誰が払うの⁈

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、空き家等対策特別措置法に基づく、空き家の撤去に関してのニュース記事を読ませて頂き、感じた事を書かせて頂こうと思います。
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(写真はイメージです)

以下ーー内は、2022年2月11日(金)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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強風で屋根材が飛散する空き家、相続関係人は23人全員放棄…市が600万円かけて解体

千葉県南房総市は9日、倒壊の恐れがある同市白浜町白浜の空き家1棟の撤去を空き家等対策特別措置法に基づき、略式代執行で始めた。同法による略式代執行は南房総市で初めて。安房地域では2020年に館山市で行われて以来、2例目。
 市によると、空き家は木造平屋建て住宅で延べ床面積約115平方メートル。所有者が05年に死去した後、老朽化が進み、屋根材が台風の強風などで飛散、落下するなど危険な状態で、周辺住民から撤去を求める声が寄せられていた。相続関係人23人全員が相続を放棄し、所有者がいない状態が確認された。
 撤去費用は606万1000円。市は建物の解体後、土地を競売にかけて費用の回収を目指す。この日は市建設課の早川義明課長が略式代執行の開始を宣言し、市職員が屋内に入って残置物を確認した。撤去は来月24日までに終える予定だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/668814527253101ed38ee13d45d5342edca73cff?fbclid=IwAR1XZGLmnp_nMo4CkIFaikp2DzeQV4tT0GjWwdDxLSZiiL33sNzMAsLQTwQ
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相続関係人が23人にもなっている事にも驚きですが、全員が相続放棄というのも悲しいものですね。

撤去費用の606万1000円は、取り敢えず行政側で建て替え払いして、土地を競売にかけるという事ですね。
私見ですが、全額回収は難しいのではないでしょうか。

ちなみに↓↓↓は、南房総市白浜町の令和3年の地価についての参考です。
https://tochidai.info/area/shirahamacho/

ただ、行政としては、近隣住民の方々から〝危険〟だと指摘されれば動かざるを得ないという事情もあると思います。

今後、全国各地で同様の問題が起こり、解体・撤去費用に税金が使われる事に、強い危機感を感じざるを得ません。

どうか、この様な事が起こらない様に、後世に負の財産を遺してしまわない様に、不動産は、所有者自身が元気なうちに処分などを考えておく事が必要ですね。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲


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