不動産×行政書書士Blog

不動産売買・不動産賃貸・不動産管理を行政書士の目線で解説するブログです!

不動産投資ローンと住宅ローンとの違いを明確に把握しておくべき理由

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、住宅ローン利用物件を〝賃貸〟してしまった場合のリスクについて書かれたニュース記事を読ませて頂き、感じた事を書かせて頂こうと思います。

以下ーー内は、2022年6月25日(土)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
ーーーーーーーーーー
銀行が大激怒、住宅ローンを借りたら絶対やってはいけないこと

〜中略〜
● 銀行が激怒する「住宅ローンの危ない使い方」

 私の運営するYouTubeチャンネル「不動産大学」に、こんな質問が届きました。

 「フラット35を利用し、低金利で融資を受けて購入した住宅を、長期海外出張などの理由で定期借家として賃貸するのはセーフでしょうか?」

 これはとても重要な質問です。不動産会社に勤めていたとき、こういう相談を何回も受けました。

 結論から言うと、銀行に黙ってやると大変なことになります。

 まずフラット35は、申込本人またはそのご親族が住む住宅の取得資金として利用できる期間固定金利型住宅ローンです。要するに、「マイホームだから優遇条件で大金を貸しますよ」という特別なローンなんです。

 そのため、「自分で住まないのであれば、一括返済するか組み換えしてください」というのが本来の筋です。

 ここからは金融機関によっても多少対応は異なりますが、転勤等のやむを得ない事情で、一時的に居住できない場合なら、融資住宅に戻ることを前提に賃貸に出すことを承諾してくれるケースはあります。

 ポイントは「自分の都合」ではなく「会社の命令」であるという点です。ここについては細かく確認をされると思います。

 なぜなら、住宅ローンを融資している銀行は投資目的で流用されることをすごく警戒しているからです。住宅ローンの金利は低いので、これを悪用して投資目的で賃貸されるとたまったものではありません。

 万が一、銀行に内緒で賃貸していることがばれると大変なことになります。

● 「ルール違反です。住宅ローンを一括返済してください」

 実際、フラット35のホームページにも、

 【第三者に賃貸する目的の物件などの投資用物件の取得資金に利用するなどの目的外利用が判明した場合には、お借入れの全額を一括で返済いただく場合がありますのでご注意ください。】

 このように書かれています。一括返済を迫られた人の話を聞いたことがありますが本当に悲惨です。絶対にやめましょう。
〜以下略〜
https://news.yahoo.co.jp/articles/2847d81bc4e676d29b9af47c852f2dea1db541f7
ーーーーーーーーーー
不動産の仕事をしていると、当然、売りたい・買いたいだけではなく、〝貸したい〟というご相談があります。

集合住宅の場合は、上記のニュース記事の様な事は考えずに、賃貸条件を決めたり、管理内容のご説明をさせて頂く事が出来ます。

ただ、一戸建てや分譲マンションの一戸室の場合は、やはり、金融機関の借入状況をよく聞く様にしないと危険だと考えています。

相続などで取得した物件で、築年数が古く、借入も完済している物件なら特に気にする事もないのですが、築年数が比較的浅く、今まさにご自身がお住まいの家で、賃貸目的が転勤などの場合は、借入の際、フラット35を利用されているかどうかは、一番重要な事だと考えていますので、ご相談時に最初にお聞きする様にしています。

元々〝賃貸〟する事を目的にマイホームを購入される方は稀だと思いますので、フラット35のルールをよく理解されていない方がいらっしゃるのも当然だと思います。

ご相談頂いた際に、フラット35を利用して借入されている場合は、まず金融機関に確認頂く事が優先します。
不動産会社によっては、この様なルールを知らない社員さんがいらっしゃる会社もありますので、〝賃貸〟せざるを得ない事情が出来た場合は、いきなり不動産会社に訪問、相談ではなく、インターネットの情報などを事前に確認される事をお勧め致します。

一括返済を迫られて、どうにもならない様な状況になってしまう事だけは避けたいものですね。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲

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