不動産×行政書書士Blog

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引き取り要件は厳しそう!〝相続土地国庫帰属制度〟

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、『相続土地国庫帰属制度』について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことについて書かせて頂こうと思います。

以下ーー内は、2023年1月4日(水)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。

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ローンの残ったアパート、地方の実家、山間のよく知らない山林…相続してしまった「いらない不動産」を国に引き取ってもらうには?

これまで不動産は相続のなかでも非常に重要視されてきた。相続申告においても現金で持つよりも安く評価されるので重宝がられ、相続財産のいわばスター的な存在とされてきた。

 しかしいま日本では、親が残した不動産に苦しむ子、孫が増えている。ローンが付いたままの借り手のいないアパート、地方の実家の処置、老朽化して使わなくなった別荘、引き継いだ山林の管理など、相続してしまった不動産に途方に暮れ、困惑する姿が日本中で目立ち始めている。

 この「いらない不動産」という問題は、国土交通省「平成30年度土地白書」の調査からも窺える。土地に関する意識を聞いたものだが、土地を所有することに「負担を感じたことがある又は感じると思う」と答えた人の割合は42・3%にも達する。実際に所有している人に限定しても38・9%。約4割の人が土地所有に何らかの負担を感じるという結果となった。

 さらに所有地が空き地の場合、負担感は47・4%に増し、空き地が活用しやすいはずの宅地でも負担感は46・6%に達した。これは宅地の空き地は固定資産税など負担が大きいからだろう。そしてこの活用されていない空き地の取得原因の68・3%が相続によるものだった。

〜以下略〜
https://news.yahoo.co.jp/articles/66b4383cd54598909a6db6a6b277b32f3d680ad3
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『要らない土地を国が引き取ってくれる』とだけ聞けば、喜ばれる方も多いと思いますが、当然タダで引き取ってくれる訳ではありませんし、引き取りの要件審査も厳しくなると思います。

例えば、田畑や山林の場合、『勾配のある崖地』と判断されるかも知れませんし、広大な山で『隣地との境界が確定していること』というのも非常に難しいのではないかと思います。

都市部の空き地(宅地や雑種地)なら本制度の要件を満たす場合もあるかも分かりませんが、都市部なら普通に売却出来るチャンスもありますので、国に引き取って貰う必要はないと思います。

この制度に関しては、本当に困っている地方のどうしようもない田畑や山林などは、要件が厳しすぎる様な気がしてなりません。
(始まってみれば、案外救われる方が沢山いらっしゃるのかも分かりませんが…)

「いらない不動産」の全てを国が引き取っていたら、国も破綻するでしょうから、申請をしてみても、なかなか承認されるのは難しいのかなぁ…と思うところです。

いずれにしましても、日本中(特に地方)に「いらない不動産」が散在しているという状況はどうにかしたいところです。

地方の「いらない不動産」を活用して頂く為には、東京や大都市に人口が集中するのではなく、地方移住をされる方が増える様にしたいところです。
その為には、地方に住んでいる者としても、地元の魅力を高める様な活動をしていかないといけませんね。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲

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