不動産×行政書書士Blog

不動産売買・不動産賃貸・不動産管理を行政書士の目線で解説するブログです!

〝山林〟キャンプブームで購入する方がいらっしゃる事に驚き!

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、コロナ禍のキャンプブームで〝山林〟の売買が増えているというニュース記事を読ませて頂き、感じた事を書かせて頂こうと思います。
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以下ーー内は、2022年3月11日(金)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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キャンプブームに乗って購入も後悔する若者…50万円で1000坪以上の物件もある「山」、それでも気軽に手を出してはいけないワケ

 最近では空前のキャンプブームと相まって、自ら所有しようとする若い人が増え、物件情報を提供したり、売買を斡旋したりする専門のサービスも登場。「山いちば」社長の比賀真吾氏は「サイトのアクセスはコロナ前に比べて約2.5倍。売上は約1.8倍だ」と話す。「うちの会社で最も安かった山林物件は50万円台と、車よりも安い。それでも広さは1000~1500坪だ。会社員や主婦の方で、キャンプ目的に買ったという投稿も散見される」。

〜中略〜

 まず、管理責任がある。仮に崩れて近隣に被害を及ぼしたとなれば責任問題になる。あるいは不法投棄をされてしまうこともある。

〜中略〜

多拠点生活を送るジャーナリストの佐々木俊尚氏は「地方の空き家問題と構図は同じだ。結局、完全に“ババ抜き”のように家屋を押し付け合っている。東京にいると想像がつかないかもしれないが、それが田舎の土地・建物の実態だ。さらに山林になると水道も引かなければならないし、下手をすると近くまで道路が来ていないこともある」と話す。
〜以下略〜
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6420653
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将来、自分自身できちんと管理が出来る自信があり、リスクも十分に理解しているのであれば、山林を購入する事自体は問題ないと考えます。

ただ、不動産売買の仕事をしていると、たまに、相続などで、山を所有する事になられた方から、無償でも良いので、引き取って頂ける方がいれば探して欲しいと言われる事もあります。
実際所有してみると、これほどリスクの大きな不動産は、他にはないのではないでしょうか。

広さに対して負担する固定資産税は、正直大きな金額ではないと思いますが、所有している山の範囲を正確に理解されている方は案外少なくて、測量をしたり、隣地との境界を取り決めるにしてもかなりの労力が掛かると思います。

また、最近は、自然災害が多発している事もあり、今は大丈夫でも、今後自治体から〝土砂災害警戒区域〟などに指定されたりする事も、もしかしたら可能性はあります。

所有という権利と共に、安心・安全な状態に〝管理〟しないといけないという義務が生じますので、普通に考えれば、リスクの方が大きい様に思います。

買いやすい価格だという事で、購入するのはあくまでも個人の自由です。
ただし、購入後に、後悔しないように、検討される際には十分に所有のリスクについて考えられる事をお勧めしたいと思います。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲

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