不動産×行政書書士Blog

不動産売買・不動産賃貸・不動産管理を行政書士の目線で解説するブログです!

〝投資用区分マンション〟購入時の判断は、冷静になって考えよう

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、過去最高価格を記録したという〝投資用区分マンション〟について書かせて頂こうと思います。
f:id:tkHoumu:20210708205615j:plain

以下ーー内は、2021年7月7日(水)付け、株式会社不動産流通研究所の不動産ニュースを引用させて頂きました。
ーーーーーーーーーー
投資用区分マンション、過去最高価格を記録

(株)ファーストロジックは6日、同社サイト「楽待」における投資用不動産市場調査(2021年4~6月期)の結果を発表した。

1棟マンションの表面利回りは7.99%(前期比0.09%下落)、物件価格は1億8,889万円(同1,776万円増)。1棟アパートの表面利回りは9.09%(同0.25%下落)、物件価格は6,956万円(同758万円増)、18年4~6月期以来となる7,000万円近くまで上昇した。

また、区分マンションの表面利回りは6.76%(同0.18%下落)、物件価格は1,771万円(同48万円増)となり、12年の集計開始以来の過去最高価格と過去最低利回りを記録。比較的少額で購入しやすい区分マンションに人気が集まっていることが明らかとなった。

https://www.re-port.net/article/news/0000066173/
ーーーーーーーーーー
本記事では〝比較的少額で購入しやすい〟となっていますが、それでも1,771万円と、過去最高価格と過去最低利回りを記録した様です。

以下に書かせて頂くのは、あくまで僕の私見ですので、本ブログを読んで頂いた方が、区分マンションに投資をする際のご判断は、ご自身で責任を持ってして頂きたく、お願い致します。

僕自身、不動産業界に長年居まして、賃貸不動産の管理に関しても、相当年数やって参りました。
不動産投資による収支に関しても、一般の方よりは知識があるかと思っています。
不動産投資は、金融機関の融資を利用する事が出来れば、自己資金が少なくても、比較的挑戦し易い投資だと思っています。
また、きちんと賃貸需要のある物件を選ぶことが出来れば、比較的安全に運用する事も出来ると思います。

ただ、上記の記事にあるように、過去最高価格を記録したり、表面利回りが、6.76%の様な状況で、投資を行うのは、怖い気がします。

物件価格と表面利回りより、月々の賃料を計算しますと、おそらく10万円/月くらいなのかと思いますが、当然、この10万円がそのまま手元に入って来るお金ではありません。

区分マンションであれば、毎月の管理費や修繕積立金も必要だと思いますし、毎年の固定資産税等も必要です。
また、賃借人が入居中に、室内設備の故障があれば、修繕費が必要になるのと、賃借人の退去があれば、原状回復工事も必要になります。
そして、新たな賃借人の募集経費も必要になります。

そういった経費の事も考えた上で、一体いくら、手元に残るお金があるのだろうか、という〝実質利回り〟を最優先で考えないと、ちょっと怖い気がします。

それでも、人気があるから欲しくなるという気持ちは分かりますが、僕自身は、多分、この種類の投資はしないと思います。

こういうマイナスの事ばかり書きますと、批判を受けるのかも分かりませんが、あくまでも個人的な意見ですので、その点はお許し下さい。

首都圏を中心に不動産価格が高騰している様な事も時々聞きますが、こういう時こそ、冷静な判断をしたいものです。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲


プライバシーポリシー
個人情報の利用目的
当ブログでは、お問い合わせや記事へのコメントの際、名前やメールアドレス等の個人情報を入力いただく場合がございます。
取得した個人情報は、お問い合わせに対する回答や必要な情報を電子メールなどをでご連絡する場合に利用させていただくものであり、これらの目的以外では利用いたしません。
広告について
当ブログでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net)を利用しており、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、クッキー(Cookie)を使用しております。
クッキーを使用することで当サイトはお客様のコンピュータを識別できるようになりますが、お客様個人を特定できるものではありません。
Cookieを無効にする方法やGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご確認ください。
アクセス解析ツールについて
当ブログでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにクッキー(Cookie)を使用しております。トラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
コメントについて
当ブログへのコメントを残す際に、IP アドレスを収集しています。
これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパムや荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。
なお、全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となります。あらかじめご了承ください。
免責事項
当ブログからのリンクやバナーなどで移動したサイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
また当ブログのコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
著作権について
当ブログで掲載している文章や画像などにつきましては、無断転載することを禁止します。
当ブログは著作権や肖像権の侵害を目的としたものではありません。著作権や肖像権に関して問題がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。迅速に対応いたします。
リンクについて
当ブログは基本的にリンクフリーです。リンクを行う場合の許可や連絡は不要です。
ただし、インラインフレームの使用や画像の直リンクはご遠慮ください。