おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です。
本日は、東京都北区の空き家の撤去作業が、行政代執行により始まったというニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことについて書かせていただきます。
以下ーー内は、2024年2月6日（火）付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。
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深刻な空き家の長期間放置 住み着いたハクビシンが付近民家に侵入するケースも
東京都北区で今月、２０年にわたり放置された空き家を行政代執行により撤去する作業が始まった。一部の屋根が落ち、柱が折れて廃虚同然となっており、害獣が住み着くなどして近隣は長年、被害を受けてきたという。空き家は全国的に問題となっており、国は法改正などで改善を急ぐが、自治体には撤去費用などの負担がのしかかる。
■法定相続人の高齢化で…
空き家となっている建物は、北区岩淵町にある木造平屋建ての住宅。壁は崩れ、屋根も大部分が落ちているほか、柱も折れて木の板が山のように重なり、ツタが隣家にまで広がっていた。
区によると、昭和１８年に建築されたもので、平成１５年に家主が死去したのに伴い、空き家に。２０年に近隣住民からの相談を受け、建物の調査などを始めた。
２７年に適切な管理が行われていない空き家の増加を抑制するための特別措置法が施行され、環境や景観に悪影響を与えている空き家を「特定空き家」と認定できるようになった。区はこの家を特定空き家に認定、法定相続人９人に書面や対面などで撤去へ指導を行った。
だが、法定相続人らの住居が空き家から離れており、高齢化していることなどもあって撤去には至らず、倒壊などの危険性を考慮し、強制代執行に踏み切ったという。
〜中略〜
空き家がある場所は道幅が狭く未舗装のため、重機が入らず撤去作業は手作業で行っており、代執行は今月１５日までかかる見込み。区は撤去作業に伴い、入札を行ってこの家を３８５万円で落札。かかる費用は法定相続人に請求する予定だというが、回収できるかは不透明だ。
〜以下略〜
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8e6b3fc8ad7865280edef26fc5022673d0cecef
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法定相続人が９人まで増えてしまい、更にその方々が高齢化してしまうと、積極的に空き家を管理したり、解体する話がまとまらず、結果的に行政代執行での撤去になってしまうのも仕方がないのかなぁと感じました。
ただし、掛かった費用に関しては、自治体も必ず回収するでしょうから、法定相続人の方々も費用負担を免れることは難しいでしょうね。
とは言え、行政代執行にかかる費用は、まず自治体が建て替えて支払いをしないといけませんので、空き家の撤去件数が増えてくると、自治体の財政状況も悪化してしまうかも分かりません。
今後、日本全国で同様の案件が増えると予想されますので不安になりますね。
『管理不全空き家』➡︎『特定空き家』➡︎『行政代執行』が増える場合、専門部署の職員の人数も増やさざるを得なくなると思います。
そうなる前に、空き家を放置せず、貸したり売ったりする件数を増やす必要があると思います。そのためには、自治体と民間の不動産会社などの協力が不可欠になりますね。
それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。
次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲
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