不動産×行政書書士Blog

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増加する相続放棄と負動産問題

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です。

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本日は、近年「相続放棄」をされる方が増えているということについて書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことについて書かせていただきます。

以下ーー内は、2024年6月2日(日)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。

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「相続するとかえって損する!」相続放棄が約30年で6倍以上に激増 不動産の解体費用高騰、バブル期の「原野商法」の負の遺産も

親族に連絡して葬儀を行い、保険や各種サービスを解約し……「死後の手続き」に奔走する慌ただしい日々の最後の大仕事は、残された財産を受け継ぐこと──財産を巡って親族間で“争族”になることが問題になっている一方、いま、それを「放棄」する人が急激に増えている。

〜中略〜

「近年は負債だけでなく、『不動産』を理由にした相続放棄の相談が増えています。管理や解体の手間や費用を考えると、財産どころか事実上借金のようにしかならない“負動産”が増えているのです。

 事実、以前は1軒100万~200万円程度だった解体費用はこの5年ほどで2倍以上に高騰しています。負動産はただでさえ“お荷物”なうえに、2015年から施行された空き家対策特別措置法によって相続した不動産を放置すると自治体から指導が入るほか、今年4月からは相続登記が義務化され、煩雑な手続きが必要なうえに怠れば10万円以下の過料が科せられる。安易に相続したくないと考え、放棄する人が増えているとも考えられます」(椎葉さん)

〜以下略〜

https://news.yahoo.co.jp/articles/d87fcec6451e1b58f4d4ba497a351512107ac108

ーーーーーーーーーー

最近、日本では「負動産」と呼ばれる価値が低く、維持や管理にお金がかかる不動産を相続することが問題になっています。特に2015年に始まった空き家対策特別措置法の影響が大きいです。この法律では、空き家を放置すると自治体から指導が入り、適切に管理しないと罰則が科せられる可能性があります。今年4月からは相続登記が義務化され、相続手続きをしないと10万円以下の過料が科せられることになりました。こうした法改正により、多くの人が相続を簡単に受け入れず、むしろ放棄する選択を増やしています。

この動きにはいくつかの理由があります。

まず、経済的な負担が大きな要因です。価値がない不動産でも固定資産税や維持費はかかります。特に地方の過疎地域では、売ることも難しく、維持するだけでお金がかかるため、相続すると家計に負担がかかると考える人が増えています。

また、社会全体での空き家問題も深刻です。空き家は防犯上の問題や景観の悪化、地域の活力低下など様々な問題を引き起こします。自治体も空き家を減らし、地域を活性化するために法的措置を強化していますが、それが逆に相続放棄の増加を招いている面もあります。

このような状況の中で、今後の政策や制度の見直しが求められます。相続放棄が増えることで、自治体が空き家を直接管理せざるを得なくなり、さらに負担がかかることも懸念されます。持続可能な地域社会を実現するためには、負動産の有効活用や、相続手続きの簡素化、税制の見直しなど、包括的な対策が必要です。これからの日本社会において、不動産の相続問題は、ますます重要な課題になると思われます。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲

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