不動産×行政書書士Blog

不動産売買・不動産賃貸・不動産管理を行政書士の目線で解説するブログです!

〝売りたくても売ることが出来ない〟不動産とは⁈

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

不動産業務を行う上で、相続関連の知識は、必ず身に付けておきたいものです。本日は〝売りたくても売ることが出来ない〟不動産について書かせて頂こうと思います。
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万が一、ご両親が亡くなり、ご自身は、別世帯で暮らしている場合、ご両親が生前暮らしていた家に、誰も住む人がいなくなって、困っているというご相談を頂く事があります。

そのお家が、まだ新しくて、賃貸住宅として、誰かにお貸ししても大丈夫な場合は幸いですが、賃貸する為に、高額なリフォームをしなければ、住んで頂く方さえ見つからない様な場合は、売却する事も考えなければなりません。

ここで、問題になるのが〝相続〟です。
ご自身しか相続人がいない場合であれば、両親の不動産を自分が相続して、登記名義の変更をして、不動産会社に売却の依頼をすれば良いのですが、ご自身にご兄弟や姉妹が複数人いる場合には、難しい問題になる事もあります。

亡くなられた親が、遺言を遺してくれていたら、特に大きな問題にならない事もありますが、家と土地以外にも相続財産があり、誰がどの財産を相続するか、また、家や土地を売るのか売らないのか、に関して、相続人全員の意見が一致しなければ、不動産の名義変更を行う事は出来ません。
(不動産の登記名義人を変える事が出来なければ、その不動産を第三者に売る事は出来ません。)

この様な事は、資産が多く、相続税の支払いが必要な方々だけに起こる問題だと考えている方もいらっしゃいますが、実際は、ごく普通の家庭で起こっている問題だと思います。

いくら兄弟姉妹とはいえ、成人して別世帯で暮らす時間が長くなり、また、結婚して配偶者が出来たりすると、相続に関しての意見の食い違いから、仲違いしてしまう事もあります。
(相続人やその方の配偶者などの数が多ければ多いほど、その様な事になる可能性も大きくなります)

この様な過程で、〝売りたくても売ることが出来ない〟不動産が出来てしまいます。

いくら優秀な不動産会社であっても、この様な相続に問題を抱えている物件は、売ることが出来ません。

最近は、生前に終活をされる方も増えては来ている様ですが、まだまだ相続に関して、先延ばしに考えられている方も多いと思います。

僕自身は、相続に関しても、一般の方よりは勉強しているつもりです。
自分が終活をする様な年齢になった時には、遺される者が困らない様に、必ず遺言を用意しておこうと思います。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲


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