不動産×行政書書士Blog

不動産売買・不動産賃貸・不動産管理を行政書士の目線で解説するブログです!

賃貸アパート経営、長期間の経営で成功するのは簡単ではない…⁇

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

にほんブログ村 住まいブログ 空き家・空き家活用へ
にほんブログ村

本日は、『賃貸アパート経営で相続税対策の落とし穴』という内容のニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことについて書かせて頂こうと思います。

f:id:tkHoumu:20230919211148j:image

以下ーー内は、2023年9月18日(月)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。

ーーーーーーーーーー

賃貸アパート経営で相続税対策の落とし穴 空室が多いと評価額が高くなり節税効果が下がる

 現預金をそのまま持っているより、不動産に変えたほうが節税効果を得られるというのが、相続税対策の基本だ。

特に賃貸不動産の場合は、賃借人が住んでいることで不動産の所有者が自由に使えず権利が制限されるので自宅などより相続税評価額が低くなる。また、貸付事業用の建物を建てた宅地は「小規模宅地等の特例」が適用されると相続税評価額を50%に下げられるのだ(200平方メートル以内)。  その特性を利用し、「土地に賃貸アパートやマンションを建てれば相続税対策になり、副収入として家賃収入を得られる」などと営業するハウスメーカーが後を絶たない。

〜中略〜

また、建物が老朽化したら修繕費が必要になり、家賃の滞納の懸念など、負動産になりかねないリスクがある。どういう対処法が考えられるのか。 「修繕などで空き室を減らす努力は必要です。ただし、立地も悪く老朽化していて経費が家賃収入を上回るというのであれば売却して現金化するのも選択肢となります」  無駄な出費で遺産が減りかねないので、知識や経験がないなら手を出さない選択も有力だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4291a250d7af752f73229fcd77ee2384c7565762

ーーーーーーーーーー

賃貸アパート経営で相続税対策をする際のリスクとして、次のようなことが考えられます。

まず、賃貸アパートを建てるには、当然ですが建築費用が必要です。大概の方は金融機関からの借入を検討されますが、うまくその資金を借りることができたとしても何十年にも渡って返済して行くことは大変なことです。

次に、賃貸アパートを運営していく上で、ずっと満室で、予定していた家賃が入って来るとは限りません。需要より供給量が増えれば物件に空室が出始めることがあります。当然ですが、空室の期間は家賃が入ってこないため、借入れた資金の返済が難しくなることがあります。

更に、建築してから10年〜15年も経つと、室内外問わず、設備等で急な修理が必要になることが増えて来ます。当然ですが、修繕には費用がかかります。ただ、費用が勿体無いからと、その修繕を怠ると、賃貸アパートとしての価値が下がり、節税した意味がなくなるかも分かりません。

そして、不動産の市場は変化が激しいです。新築、築浅の時は、他の物件より有利な条件でも借りていただける方がいるかも分かりませんが、築10年を超えてくる頃になると、賃料の値下げをしなければ、なかなか空室が埋まらないというケースも考えられます。経済状況や物件エリアの人口の減少などによっても影響を受けます。これにより、賃貸アパート経営を始める時の計画に比べて収支の状況が悪くなることもあります。

確かに賃貸アパートを建てることにより、相続税の節税などのメリットもあるかも分かりませんが、他方で長期的なリスクもあることを考えて慎重に計画を立てる必要があると思います。

決して焦って決断してしまうことがない様に、長期間の事業として落ち着いて検討されることをお勧めしたいと思います。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲

プライバシーポリシー
個人情報の利用目的
当ブログでは、お問い合わせや記事へのコメントの際、名前やメールアドレス等の個人情報を入力いただく場合がございます。
取得した個人情報は、お問い合わせに対する回答や必要な情報を電子メールなどをでご連絡する場合に利用させていただくものであり、これらの目的以外では利用いたしません。
広告について
当ブログでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net)を利用しており、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、クッキー(Cookie)を使用しております。
クッキーを使用することで当サイトはお客様のコンピュータを識別できるようになりますが、お客様個人を特定できるものではありません。
Cookieを無効にする方法やGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご確認ください。
アクセス解析ツールについて
当ブログでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにクッキー(Cookie)を使用しております。トラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
コメントについて
当ブログへのコメントを残す際に、IP アドレスを収集しています。
これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパムや荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。
なお、全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となります。あらかじめご了承ください。
免責事項
当ブログからのリンクやバナーなどで移動したサイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
また当ブログのコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
著作権について
当ブログで掲載している文章や画像などにつきましては、無断転載することを禁止します。
当ブログは著作権や肖像権の侵害を目的としたものではありません。著作権や肖像権に関して問題がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。迅速に対応いたします。
リンクについて
当ブログは基本的にリンクフリーです。リンクを行う場合の許可や連絡は不要です。
ただし、インラインフレームの使用や画像の直リンクはご遠慮ください。