不動産×行政書書士Blog

不動産売買・不動産賃貸・不動産管理を行政書士の目線で解説するブログです!

契約は相手方の事も考えて慎重に…

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です。

にほんブログ村 住まいブログ 空き家・空き家活用へ
にほんブログ村

本日は、不動産売買の「契約の解除」などについて書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことについて書かせて頂こうと思います。

f:id:tkHoumu:20231108171750j:image

以下ーー内は、2023年11月8日(水)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。

ーーーーーーーーーー

「6,800万円の土地」一度は購入決めたが…買主「手付金は放棄するから購入やめたい」→裁判所が認めなかったワケ【弁護士が事例解説】

不動産の売買契約では、「買主が手付金を放棄する」または「売主が手付金の2倍を返却する」ことで契約を解除できるのが一般的です。しかし、買主が「手付金を放棄する」としているにもかかわらず、契約を解除できない場合も。いったいなぜなのか、弁護士の北村亮典氏が、実際の判例をもとに解説します。

〜中略〜

契約時に手付金340万円を受領し、残金決済・引渡までにこちらで隣地等との境界を確定し土地家屋調査士が作成した実測図等の境界確認書を買主に交付することとされました。そこで、売買契約後、こちらで道路を含む隣接土地の境界を確定する測量や立ち会い作業をしました。 しかし、その測量が終わった直後頃に、突然買主から内容証明郵便で手付解除するとの通知がきました。 こちらとしては、隣地立会で境界確認まで行ったのに、手付解除されることは納得できません。 このような場合も、買主からの手付解除は認められるのでしょうか。

〜中略〜

裁判所「契約の解除は認めない」…いったいなぜ?
本件の事例は、東京地方裁判所平成21年9月25日判決のケースをモチーフにした事例です。この事例で裁判所は、

・買主が手付解除をする前に、売主が道路を含む隣接土地の境界を確定する作業をしたものであり、客観的に認識し得るような形で本件売買契約に定められた債務の履行行為の一部をしたものということができる

と述べて、買主からの手付解除を認めませんでした。

〜以下略〜

https://news.yahoo.co.jp/articles/c00a13c131925d06c86e220da3515cb484bec4aa

ーーーーーーーーーー

不動産の売買契約は、売主も買主も相当の覚悟を持って臨むものですから、一方的に簡単に「やっぱりやめた」という感じの解除を認めていたら契約の重みもなくなると思います。

ただ、どうしても解除しないといけない事情が出来た場合のために、「手付金の放棄や倍返し」また「違約金の支払い」などによって、契約を解除することが出来るように定めているのが、一般的です。

こういった契約解除を行なった場合、金銭的な損失などが発生しますが、多くの方は、問題なくスムーズに取引まで終えます。

ただ、稀に、購入や売却の意思が固まらないまま契約を行う方もいらっしゃいます。そして、契約書の内容も曖昧なまま契約してしまうと、契約解除によって、痛い目に遭ってしまう可能性もあります。

そうなりますと、仲介をしている不動産会社にとってもすごく残念です。

契約は少し間違うとトラブルになることもあります。あわてず、相手方のことも考えた上で、慎重に契約に臨むことが大切ですね。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲

プライバシーポリシー
個人情報の利用目的
当ブログでは、お問い合わせや記事へのコメントの際、名前やメールアドレス等の個人情報を入力いただく場合がございます。
取得した個人情報は、お問い合わせに対する回答や必要な情報を電子メールなどをでご連絡する場合に利用させていただくものであり、これらの目的以外では利用いたしません。
広告について
当ブログでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net)を利用しており、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、クッキー(Cookie)を使用しております。
クッキーを使用することで当サイトはお客様のコンピュータを識別できるようになりますが、お客様個人を特定できるものではありません。
Cookieを無効にする方法やGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご確認ください。
アクセス解析ツールについて
当ブログでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにクッキー(Cookie)を使用しております。トラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
コメントについて
当ブログへのコメントを残す際に、IP アドレスを収集しています。
これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパムや荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。
なお、全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となります。あらかじめご了承ください。
免責事項
当ブログからのリンクやバナーなどで移動したサイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
また当ブログのコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
著作権について
当ブログで掲載している文章や画像などにつきましては、無断転載することを禁止します。
当ブログは著作権や肖像権の侵害を目的としたものではありません。著作権や肖像権に関して問題がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。迅速に対応いたします。
リンクについて
当ブログは基本的にリンクフリーです。リンクを行う場合の許可や連絡は不要です。
ただし、インラインフレームの使用や画像の直リンクはご遠慮ください。