不動産×行政書書士Blog

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建物は老朽化しても土地の価値は残ります

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です。

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本日も昨日に引き続き、空き家になった実家の問題について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことについて書かせて頂こうと思います。

f:id:tkHoumu:20231112200121j:image

以下ーー内は、2023年11月12日(日)付、Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。

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1人暮らしだった母親が老人ホームへ。空き家となった実家を売却したら、驚きの金額に…

年老いて、ひとり暮らしをする親。同居ができない状況にあるとき、高齢者施設や老人ホームへの転居を検討することもあるでしょう。転居が決まり、ほっと一息ついたかと思いきや、また新たな問題が立ちはだかります。

 空き家となった実家の問題です。いずれ来る「相続」のために、どのように「家じまい」をするのがよいのでしょうか。80代半ばとなった母親が高齢者施設に住み替えたSさん(50代女性)の事例から、相続に関する疑問を紐解いていきます。

〜中略〜

築年数が50年ほど経過していますので、売却するには解体して更地にすることが一般的ですが、買主の合意が得られると、現状のまま、引き渡すことも可能です。中の荷物は処分業者さんに見積をしてもらい、がらんどうにするのですが、建物はそのままで引き渡します。解体費を差し引いた売買価格になることもありますが、解体にかかる日数や立ち合いの手間などが省けるため、得策だと言えます。

〜中略〜

長年住み慣れた家は売却してなくなりましたが、亡くなった父親と母親が苦労して購入し、長年住んで残してきた家がお金になりました。購入した50年以上前の価格の数倍以上となり、思った以上の価格で売れたと母親は大変喜んでおられました。

 これからの老後、100歳までの時代だとすると高齢者住宅の費用もかかることから、足りなくなるのではというお金の不安がなくなって、とにかくよかったとSさん姉妹も安堵したということです。

 思い立った時に相談に来て頂き、半年で売却までできたことでこちらもほっとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44dbd8afe50deafa21920ed8678f3ea298d85ab8

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一戸建てのメリットの一つは、建物が老朽化しても土地の価値が維持されることです。建物は時間とともに劣化し、メンテナンスが必要になりますが、土地自体は変わらず安定した価値を有します。(地方ではそうとも言えない場合もありますが…)特に需要の高いエリアでは、40〜50坪くらいの整形地など、住宅建築に適した用地は希少であるため、地価が下がり難いです。(近年では上昇しているエリアもあります)

建物の老朽化は、所有者にとっては負担となりますが、土地の価値が維持されることで将来の売却の際に有利になります。例えば、本ニュース記事の様に空き家を売却したい場合、家自体には価値が無くなっていても、土地が貴重なものとして注目されることがあります。

ただし、このメリットは地域や市場の状況により異なります。需要が減っている地域や発展が見込まれない場所では、土地の価値が下落しているというのも現実です。

また、本ニュース記事の事例の場合、建物がある現状のまま建売会社が買い取りをしてくれた様ですので、解体の手配などに関わる手間は掛からなかった様ですね。

ただ、解体費用の相場は知っておいた方が良いです。不動産会社や建売会社が買取る場合、土地代金から解体費用を差し引いた売買価格になることが多いですが、解体費用の相場を知らないばかりに、高めの費用を差し引かれた金額になってもいけませんので…

空き家を売却する場合、こちらの事例の様に、とんとん拍子に上手く行く事は少ないかも分かりませんが、専門家に相談し、きっちり作戦を立ててから売却に臨むことが必要なのではないでしょうか。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲

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