不動産×行政書書士Blog

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『違反建築物』について

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、現在でも、日本全国に多数存在していると思われる、『違反建築物』について、書かせて頂こうと思います。

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不動産購入を考えられている方の中にも、初めて知る方もいらっしゃるかも分かりませんが、一般の売買物件として流通している中古住宅の中にも、違反建築物は存在しています。

違反建築物とは、法令の制限などに適合しない状態で建てられたものです。

住宅などを建築しようとした場合、建築基準法や都市計画法、都道府県や市町村などによる条例など、各種の建築関係法規を守らなければなりません。
ただ、実情として、これらを守られずに建てられた建物は、少なからずあります。

ちなみに、現在の新築住宅などには、違反建築物が、ほとんどないと思われます。
それは、平成14年頃から国や自治体による違反建築物の取り締まりが強化され、現在では、建築時に、『完了検査に基づく、検査済証』がなければ、各金融機関からの住宅ローンの借入が難しいという理由が大きいです。
逆に、それ以前は、工事後に行われる完了検査の受検率がかなり低くかった様で、建ぺい率や容積率などの違反をしている建物が相当量あった様です。

したがって、中古住宅を購入する際に、古ければ、古いほど、『違反建築物』ではないという確認をしておかなければ、購入後に痛い目に遭うという事も考えられます。

『違反建築物』であっても、購入者にきちんと事実を伝え、重要事項として説明すれば、売買をする事は、可能です。
ただ、この、『きちんとした事実の説明』というところが、曖昧であったなど、売る側も買う側も仲介する側も後々のトラブルの可能性は、あります。

新築住宅に比べて、購入費用が安いなど、中古住宅は、人気もあり、購入者にとっては、大きな魅力もありますが、少なからず、トラブルになる要素も含まれている事を、十分に理解した上で、物件探しをされる事をお勧め致します。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲


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