不動産×行政書書士Blog

不動産売買・不動産賃貸・不動産管理を行政書士の目線で解説するブログです!

貸し主負担⁇借り主負担⁇

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、賃貸物件の設備が破損した場合の費用負担について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことについて書かせて頂こうと思います。



【賃貸】「最近体重増えたな…」と思っていたら「便座」が破損してしまった! 交換は自費?

賃貸物件は、破損があったときの費用負担が貸主であったり借り主であったりと状況や場所に応じて違います。使用していて壊れたものは、自分で修理や交換の費用を出すべきなのか迷うことは多いかもしれません。今回は、体重増加が原因と思われる便座の破損について、交換費用を負担する義務が借り主にあるのかどうか解説していきます。

〜中略〜

トイレの便座が割れてしまったときの考え方

トイレの便座が割れてしまったときの交換費用は、借り主がどのような使い方をしたかで判断されるのが一般的です。トイレなどの設備は築年数とともに劣化していきます。通常通りの使い方をしていて破損したときは「経年変化」もしくは「通常損耗」と考えていいでしょう。

ただし、便座がある日突然割れるというのは普通の使い方では考えにくいことです。よほど大きな負荷が一度にかかった場合でもなければ、通常は少しずつヒビが入るなどの変化が見られます。

もしも、ヒビが入っていたのを知っていながら使い続け、そのために割れたのであれば「不具合を放置したことによる破損」と考えることができます。また、便座の場合はメーカーごとであらかじめ「耐荷重」が決められているのが一般的です。多くの場合は100キログラム程度を想定して作られており、これを超える体重の場合は「借り主の過失」による破損と判断される可能性があります。
〜以下略〜
https://news.yahoo.co.jp/articles/7818d4dfd864b20569a2e49d3541e5bf6588b433
ーーーーーーーーーー

経年劣化で網戸が破れてきたり、エアコンが作動しなくなったり、水栓から水漏れしたりするというのであれば、貸し主の費用負担で修理するという答えがすぐ分かるものですが、本ニュース記事にある様に、借り主の体重増加が原因で、トイレの便座が割れた様な場合は判断し辛いですね。

便座も住宅設備である限り、経年劣化はして行きますので、劣化して割れやすくなっているタイミングと重なった場合は、体重の増加だけが原因とも言いきれない様な気がします。

賃貸住宅の管理業務をしていると、この様にどちらとも判断しづらい案件が起こる事があります。

設備の故障などに関しての対応は、マニュアル化されている事も多く、大概はマニュアル通りの対応で大丈夫なのですが、実際に経年劣化なのか、借り主の使用方法に起因するものなのか、ケースバイケースで判断しないといけない事もあります。

そう考えますと、賃貸管理という業務は、将来も完全にAIに任せるという事は難しく、人間が判断したり、貸し主や借り主の間に立って、交渉したりする事が必要だと思います。

どんな仕事でも、マニュアル通りに行かずに困り果てる人がいますが、マニュアル通りに行かないから解決方法を考えて行動するという経験が身に付きます。

たまには、イレギュラーも大事なのではないでしょうか。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲

プライバシーポリシー
個人情報の利用目的
当ブログでは、お問い合わせや記事へのコメントの際、名前やメールアドレス等の個人情報を入力いただく場合がございます。
取得した個人情報は、お問い合わせに対する回答や必要な情報を電子メールなどをでご連絡する場合に利用させていただくものであり、これらの目的以外では利用いたしません。
広告について
当ブログでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net)を利用しており、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、クッキー(Cookie)を使用しております。
クッキーを使用することで当サイトはお客様のコンピュータを識別できるようになりますが、お客様個人を特定できるものではありません。

Cookieを無効にする方法やGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご確認ください。
アクセス解析ツールについて
当ブログでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにクッキー(Cookie)を使用しております。トラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
コメントについて
当ブログへのコメントを残す際に、IP アドレスを収集しています。
これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパムや荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。
なお、全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となります。あらかじめご了承ください。
免責事項
当ブログからのリンクやバナーなどで移動したサイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
また当ブログのコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
著作権について
当ブログで掲載している文章や画像などにつきましては、無断転載することを禁止します。
当ブログは著作権や肖像権の侵害を目的としたものではありません。著作権や肖像権に関して問題がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。迅速に対応いたします。
リンクについて
当ブログは基本的にリンクフリーです。リンクを行う場合の許可や連絡は不要です。
ただし、インラインフレームの使用や画像の直リンクはご遠慮ください。