不動産×行政書書士Blog

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ここが大事!『賃貸住宅の管理業務』

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、不動産会社の業務の中でも、『賃貸住宅の管理業務』について、僕が大事に思っている事を書かせて頂きたいと思います。

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一言に、『賃貸管理業務』と言っても、様々な管理があります。
大きくは、以下、3点位に分けられると思います。
1.入居者様からの家賃などを集金して、賃貸オーナー様に送金・報告する『財務的な管理』
2.賃貸探しをされているお客様に物件をご紹介して、入居して頂き、入居中のトラブル対応をしたり、退去時の確認を行なったりする『顧客管理』
3.建物を定期的に訪問し、物件を常に綺麗に保つ様心掛け、何か異常があった場合は、適切な報告・連絡を行う『建物管理』

この中で、僕自身が最も大事だと思っているのが、『建物管理』であり、その中でも、『清掃・巡回』が大事だと考えています。

例えば、物件に空室があり、一生懸命入居者募集を行った結果、ようやく入居希望者が物件を見に来た時に、集合ポストにチラシが散乱していたり、ゴミ置き場が散らかっていたら印象は最悪なものになります。
また、空室の中も空室期間が長くなると、ホコリが溜まっていたり、水回りの水が枯れて、下水臭がしたりして、こちらも大変印象が悪くなります。

分譲マンションなら管理人さんが毎日の様にマンションの清掃をしているので、住まれている方も快適な気分になります。
賃貸住宅の場合は、管理人さんの常駐までのコストは掛けにくいと思いますが、物件のオーナー様自身が定期的に清掃を行うか、もしくは、賃貸管理会社に有償で、定期清掃をお願いするのが、正しい管理だと思います。

悪い状態を放置しておく事は、『類は友を呼ぶ』という事になる可能性があります。
例えば、共有廊下や階段にタバコの吸殻を捨てたりする入居者様が居たとして、注意喚起も改善もしないまま、放置しておくと、『そういう汚い物件なんだ』『そうしていいんだ』と、考える入居者が増えてしまい、あっという間に、物件が荒廃してしまう事にもなりかねません。

駐輪場に放置自転車が増えたり、敷地内が雑草で覆われている状態は、入居希望者だけでなく、入居者様自身も嫌なはずですから、早期の退去に繋がる事も十分考えられます。

突き詰めれば、『賃貸住宅の管理業務』は、いかに空室を減らすかという事が最も大事で、入居を促進する事も大事だけれど、一番大事なのは、『解約の抑止』だと思います。
賃貸住宅の解約理由は、結婚や転勤など、解約を抑止出来ない理由もありますが、物件の管理が行き届いておらず、快適に住めないから引っ越しされる方も少なくありません。

築年数と共に、建物は劣化するので、10年とか15年に一度は、大規模な修繕で大金が掛かる事もありますが、快適な環境で入居者様に住んで頂いて、常に満室になっていれば、物件オーナー様も修繕費を少しずつ貯めて行く事も、可能だと思います。

と、言う事で、僕が一番大事に思う『賃貸住宅の管理業務』は、日常清掃により、入居者様の快適な生活を保つ事です。
エリアにも寄りますが、賃貸住宅は、供給過剰な面もあり、入居促進の為に家賃を大幅に減額したり、高価なリフォームをしたりするオーナー様や管理会社もいらっしゃいますが、もう一度、基本を見直して、物件の清掃管理を大事にして欲しいと考えます。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲