不動産×行政書書士Blog

不動産売買・不動産賃貸・不動産管理を行政書士の目線で解説するブログです!

契約前に『自然災害リスク』を十分に理解して頂く

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は、『不動産購入と自然災害リスク』に関して書かせて頂こうと思います。

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僕は、1995年1月に起こった、阪神・淡路大震災の際、神戸市に住んでいました。大学3年生の時でした。

当時、居住していた学生寮は、壁が剥がれ落ちてしまい、半壊状態となりました。
部屋の玄関ドアも傾いてしまい、地震の揺れが治った後、外に出るにもドアを蹴り破って出た事を思い出します。
その様な中でも、とりあえず怪我もなく、生きていた事が不思議なくらいでした。
当時は、今の様に通信手段も発達していなく、携帯電話も一部の方が持っている程度でした。
実家の家族に無事を伝える為に、電話をしたくても、公衆電話は、長蛇の列になっていました。

その様な経験から、自然災害は、突然起こる事と、事前に災害のリスクを十分知っておき、もし、災害が起こった場合の対策を十分しておく事の重要性について、多くの方に伝えて行きたいと思っています。

今、僕は、不動産の売買の仕事をしています。不動産の購入は、自然災害リスクと非常に関係があります。

最近は、自然災害(地震、台風、大雨、水害、土砂災害など)が頻繁に起こっています。
各自治体などで、ハザードマップが出されたりしていますが、例えば、『津波災害警戒区域』を避ける為に高台の物件を探してみたところ、『土砂災害警戒区域』の中に入っていたという事も珍しくありません。
また、海沿いから離れた平地の場合でも、降雨により河川が氾濫した場合等に想定される『水害』の危険エリアに入っている事もあります。

仮に、どのハザードマップでも危険区域の外であっても、突然の地震や毎年来る台風は、避ける事が出来ません。

不動産の売買仲介をする際には、契約前に必ず『重要事項説明』をしなければなりません。
僕自身、関係各所で調査して分かった事を、良い事も悪い事もお伝えする様にしています。

特に不動産の購入をされる方にとっては、出来る限り災害で被災するリスクは避けたいと考えると思いますが、そうする事で、物件探しのエリアがすごく狭まってしまうという、デメリットもあります。

自然災害は、とても怖いものですが、過去に起こった災害時の対応を基に、十分な事前対策をしておけば、命が助かる可能性は大きくなります。

自然災害が怖いから不動産購入に踏み切れない方もいらっしゃるかと思いますが、十分な説明をお聞き頂いて、十分理解して頂き、そして購入後は、十分に対策して頂く事で、少しでも安心に繋がるのではないでしょうか。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲