不動産×行政書書士Blog

不動産売買・不動産賃貸・不動産管理を行政書士の目線で解説するブログです!

〝耐用年数〟=〝建物の寿命〟ではない

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です!

本日は〝建物の寿命〟は、日常の〝メンテナンス〟によって、大きく変わる事について書かせて頂きます。
f:id:tkHoumu:20210414101928j:plain


下記URLは、国税庁の『耐用年数(建物/建物附属設備)』が記載されたページを引用させて頂いています。
https://www.keisan.nta.go.jp/h30yokuaru/aoiroshinkoku/hitsuyokeihi/genkashokyakuhi/taiyonensutatemono.html

減価償却資産の耐用年数という考え方から、例えば木造の住宅なら〝耐用年数〟は22年になっています。

中古住宅の売買価格を査定する際には、建物本体価格(※1)と〝耐用年数〟と〝経過年数〟(建物が建ってから経過した年数)を使って計算するのが、一般的です。

建物本体価格×(1-(経過年数÷耐用年数))=現在の建物価格

(例えば建物本体価格2,200万円で築11年の建物ならば、残存価格は、1,100万円となります)
(※1)建物本体価格に関しては、国税庁で『建物の標準的な建築価格表』が決められていて、それにその建物の延床面積を掛けたものになります。

そして、築年数が22年以上経過している場合は、建物の価値は、ほぼ0円として考える事もあります。

↑↑↑の様な計算式だけで考えようとすると、まるで〝耐用年数〟=〝建物の寿命〟の様な感覚になってしまいます。

ただ、実際30年ほど経っている木造のお家でも、メンテナンスの行き届いたお家の場合、買われた方が大きなリフォームをする事もなく、そのままの状態で、お住まい出来るお家もありますので、一律にこの考え方で〝建物の寿命〟を決めてしまうのも、おかしな話しになってしまいます。

ここで、重要なのが建物のメンテナンスです。

僕が考える建物メンテナンス項目と工事の時期
①約10〜15年毎の屋根・外壁塗装と防水工事
②約10年毎の床下シロアリ予防工事

この2点が最重要で、それ以外は、設備の故障や劣化に対して都度対応して行く事です。
現在の耐震基準に適応した建物で、上記のメンテナンスをきちんと行っていれば〝寿命〟という点においては、相当長くなると思います。

確かにお家は高額な買い物になる為、一生に一度と考えられる方もいらっしゃるかも分かりませんが、日本人の寿命はどんどん伸びて行っていますので、年齢や生活環境に応じて、住み替えの為に売却をするという選択肢もあると考えて、その時には、高く売れる様に日々のメンテナンスを行う事が大切だと思います。

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いします🤲



プライバシーポリシー
個人情報の利用目的
当ブログでは、お問い合わせや記事へのコメントの際、名前やメールアドレス等の個人情報を入力いただく場合がございます。
取得した個人情報は、お問い合わせに対する回答や必要な情報を電子メールなどをでご連絡する場合に利用させていただくものであり、これらの目的以外では利用いたしません。
広告について
当ブログでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net)を利用しており、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、クッキー(Cookie)を使用しております。
クッキーを使用することで当サイトはお客様のコンピュータを識別できるようになりますが、お客様個人を特定できるものではありません。
Cookieを無効にする方法やGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご確認ください。
アクセス解析ツールについて
当ブログでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにクッキー(Cookie)を使用しております。トラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
コメントについて
当ブログへのコメントを残す際に、IP アドレスを収集しています。
これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパムや荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。
なお、全てのコメントは管理人が事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となります。あらかじめご了承ください。
免責事項
当ブログからのリンクやバナーなどで移動したサイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
また当ブログのコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。
当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
著作権について
当ブログで掲載している文章や画像などにつきましては、無断転載することを禁止します。
当ブログは著作権や肖像権の侵害を目的としたものではありません。著作権や肖像権に関して問題がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。迅速に対応いたします。
リンクについて
当ブログは基本的にリンクフリーです。リンクを行う場合の許可や連絡は不要です。
ただし、インラインフレームの使用や画像の直リンクはご遠慮ください。