不動産×行政書書士Blog

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賃貸借契約、契約内容は隅々まで確認しましょう

おはようございます☀😃
不動産系サラリーマンをしながら行政書士登録も受けた仕事人間の近藤です。

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本日は、賃貸の原状回復について書かれたニュース記事を読ませて頂き、僕が感じたことについて書かせていただきます。

以下ーー内は、2024年2月25日(日)付、 Yahoo!ニュースより引用させて頂きました。

ーーーーーーーーーー

【注意】賃貸の原状回復は「借りた当初の状態に戻すこと」ではない!? 借主が「負担しなくて良い費用」とは?「損」しないために知っておきたい知識を紹介

賃貸物件を退去する際に敷金が返ってこなかったり、原状回復費用を請求されたりしてトラブルになった経験がある人もいるのではないでしょうか。原状回復に関する認識の違いや、契約内容などがトラブルの原因となるようです。 そこで本記事では、賃貸物件の原状回復とはどういうことなのか? 具体例などを交えつつ解説します。

〜中略〜

前出のガイドラインでは、借主が負担しなくて良い費用について具体例が列挙してあります。代表的なものを紹介します。

●畳の表替え

●家具の設置による床やカーペットのへこみ

●(下地ボードの張り替えが不要な)壁の画びょう・ピンなどによる穴

●エアコン設置による壁のビス穴など

●テレビ・冷蔵庫などの設置による壁焼け

●(日照など自然現象による)クロスの変色

●網戸の張り替え

●ハウスクリーニング(借主が通常の清掃を実施している場合)

●鍵の取り替え(破損や紛失がない場合)

次に借主が負担しなくてはならない費用の具体例を紹介します。

●引っ越し作業などで生じた引っかき傷

●雨の吹き込みなどによるフローリングの色落ち

●借主が結露を放置したために拡大したカビやシミ

●タバコなどによるヤニやにおい

●(下地ボードの張り替えが必要な)壁のくぎ・ネジ穴

●故意による落書きなど

●ペットによる傷やにおい

●紛失や破損による鍵の取り替え

●庭の雑草

こうして列挙してみると、借主が負担しなければならない費用はもっともだと思われるものが多く、これであれば原状回復に関するトラブルは起きないように思えます。

特約に注意
それではなぜ原状回復に関するトラブルが多いのでしょうか。それは契約書に敷金の特約が定められているケースが多いことが挙げられます。例えば、賃貸住宅を退去する際にハウスクリーニング費用を負担したことがある人は多いのではないでしょうか。前出のガイドラインによると一般的なハウスクリーニング費用は貸主負担ですが、特約で借主負担としてある場合は、借主がハウスクリーニング費用を負担しなければなりません。

このようにガイドラインで貸主負担とされている費用であっても、特約によって借主が負担するケースがあり、トラブルが起きる原因の1つとなっています。

〜以下略〜

https://news.yahoo.co.jp/articles/18a36c92ec55a6cea8aa5ad7e3f681ae82eb0def

ーーーーーーーーーー

賃貸住宅の原状回復に関しては、現在でもトラブルがゼロにはなりませんが、上記のニュース記事に記載された、『借主が負担しなくて良い費用と負担しなければならない費用の具体例』を理解しておくだけでもトラブルは避けられると思います。

また、ハウスクリーニングや鍵の交換は、特約で借主負担となっているケースも多いため、入居前の重要事項説明の際、よく確認し、理解した後に署名等行う様にしましょう。

最近は、敷金が0円の物件も増えたため、『敷金の返金がない』というトラブルは減ったかも分かりませんが、国土交通省のガイドラインを無視した様な原状回復費用の請求をされた場合は、すぐに支払ってしまうのではなく、消費者センターや法律の専門家に相談をしてみても良いと思います。

3月は、全国共通と思いますが、賃貸住宅の退去が一年で一番多い時期になります。

多くの方が、トラブルなく、気持ちよく退去ができれば良いのですが…

それでは、本日はこのくらいにさせて頂きます。

次回も引き続き、当ブログを読んで頂けます様宜しくお願いいたします🤲

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